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V.LEAGUE / 日本バレーボールリーグ機構

バレーボール復活のためのリブランディング:大胆なイメージ刷新、力強いスローガンを導入 

試合の躍動感、リーグの新たなビジョン、勝利へのハングリー精神を打ち出すことで、日本最高峰のバレーボールリーグを活性化するブランディングを行いました。これにより、投資の減少に終止符を打ち、若い選手のモチベーションを高め、観客を活気づけ、バレーボールを「見るべきスポーツ」として蘇らせることに成功しました。 

かつて世界の強豪のひとつに数えられ、商業的にも成功していた日本のバレーボール。しかし、1964年の東京五輪で金メダルを獲得した輝かしい時代の記憶は色褪せつつありました。インターブランドが受けた依頼は、現役選手や次世代の選手を鼓舞し、世界における日本バレーボールの存在感を高めるために「V.LEAGUE」をリブランドすることでした。しかしバレーボール競技そのものの人気を復活させることは、大きな挑戦でもありました。 

私たちはバレーボールの未来を切り開くために、V.LEAGUEと日本人としての闘志や恐れを知らないパッションとをリンクさせることを考えました。これらのポジティブな要素からエッセンスを抽出したスローガン「WE NEVER DROP THE BALL」には、日本選手が完璧なチームワークやひたむきな献身によって団結するという意味が込められています。また、選手たちの大胆かつ自信にあふれるプレーから着想を得て、ブランドコンセプトおよびロゴデザインに躍動感、クリーンなライン、大胆なアングルを取り入れています。バレーボールというスポーツのリブランディングに際して、私たちも同様に前向きな姿勢で情熱を持ってプロジェクトを進めていきました。 

新ブランドコンセプトとデザインは2017年12月に対外発表、翌年各チームおよび日本バレーボールリーグ機構に導入されました。ブランド刷新を受け、バレーボールリーグは息を吹き返しています。新ブランドコンセプト・デザイン導入後2018年11月のシーズン開幕時には、ウェブサイトへのアクセス者(ユニークユーザー数)は約85%伸び、Instagramのフォロワー数も前シーズンに比べ約100%増加。観客動員数は約30%増を記録し、新規スポンサー契約を4件獲得することにも成功しました。さらに、チームのユニフォームや競技施設、多数の商品化に至るまで、さまざまな案件のリローンチが実施、展開されています。このプロジェクトを通じて、日本のバレーボールは真の意味での再興の道を、力強く歩み始めました。 

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