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Takeda

大薮 貴子 様
武田薬品工業株式会社
グローバル・コーポレート・アフェアーズ
チーフ グローバル コーポレート
アフェアーズ&サステナビリティ オフィサー

Best Japan Brands 2025
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか?
「ひと言」で表現するとすれば、どんな言葉で表すことができるでしょうか。その「ひと言」の背景や意味合いなどもお聞かせください

2024年は、タケダが今後さらに長期的に飛躍していくために、ビジネスにおいて「選択と集中」を行った一年だったと思います。ここには、組織構造の簡素化や研究開発パイプラインの優先順位付け、効率性を高めるためのデータ・デジタル&テクノロジーへの投資が含まれます。このプロセスを通して、限られた資源をどこに配分すると企業の成長につながるのかを考えさせられた一年間でした。革新的な医薬品を生み出すために戦略的な投資を決定していく一方で、決して変わらないものは、私たちが240年を超えて守ってきた価値観である“タケダイズム”です。公正・正直・不屈の精神で支えられた誠実な姿勢で、これからもタケダは患者さんにとって価値のある医薬品をお届けし続けます。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください

近年、世界各国で医療費抑制への圧力が高まっています。このような厳しい経営環境を乗り越えるためにも、データそしてAIなどのデジタル技術を活用することが必須になっています。タケダはビジネスの生産性を向上させ、効率性を高め、プロセスを合理化する機動性の高い組織作りを目指しています。患者さんのため、仲間のため、地球のために、あらゆるパートナーと様々な手段を駆使して事業を推進して参ります。そして、継続的な企業キャンペーンを通じて、このような取り組みを行うタケダの今をより多くの方々に知っていただきたいと考えています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後 (これからの1-2年で)、貴社の事業やブランドにとってどのようなこと(変化)が起きると考えていますか?その変化による課題に対して、どのような準備が必要だとお考えでしょうか

私たちのキャンペーンの今期のテーマは、「共創」です。自社のパーパスを実現するために、ビジネスはさらに業界の垣根を超えたコラボレーションを進めていくのではないでしょうか。人々や社会の多様なニーズに応えるには、一社だけで完結するよりも複数のパートナーと「共創(co-creation)」するほうが、より良いものができると考えています。研究開発はもちろん、ビジネスを行う上でも多種多様なパートナーとコラボレーションすることがイノベーションの源泉となります。タケダはこれからも誠実に患者さんに向き合い続けます。そして、志を同じくする方々から「タケダと一緒に挑戦したい」と思っていただけるよう、私たちの企業姿勢と取り組みを伝えていきたいと思います。