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どうぶつ基金/Animal Action Fund

全ての生きものが幸せに共生できる地球環境を実現するため

犬や猫の殺処分ゼロの実現を目指す公益財団法人どうぶつ基金が、犬や猫だけでなく全ての生きものが幸せに共生できる地球環境を実現するため、2021年4月に新セクション「ちきゅう部」を設立することに至りました。インターブランドジャパンは、地球や自然環境の保全はますます重要となる中、本事業の「サステナブルな地球環境を実現する」というビジョンを実現するために、ブランドの力で貢献できればと考え、プロボノプロジェクトとしてクリエイティブ開発に取り組みました。

当初はちきゅう部のシンボル開発のみを予定していましたが、目指す姿や考え方などを整理し、シンボル開発だけではブランディングとして不十分であることが分かりました。
どうぶつ基金が目指す姿を表現するには視覚的な世界観にグループとしての統一性を持たせ、その上で、「どうぶつ基金」「さくらねこ」「ちきゅう部」の3事業を明確に区分することが必要でした。結果として、各事業のシンボルマーク、ロゴ、またグローバルな事業展開を見据えた英語名称を開発しました。
実際に働くスタッフの皆さんの想いもヒアリングしながら開発しましたが、デザイン全体の表面的なトーンとしてはカジュアルで可愛らしい印象を形作っていますが、本質的な「支え合って生きるいのちの温もり」を少しでも大切で尊いもの、と感じてもらえるように意図しながら設計を行いました。それぞれのシンボルマークにそうした寄り添いあって生きる動物たちの姿を、同じテイストのアイコノグラフィを用いて象徴化しています。

自然環境保全という重要な課題を提起しながらも高尚にならず、より多くの生活者の方々がライトな感覚でも活動を支持・支援できるようなキャッチーで魅力的なブランドになることを目指し構築しました。