We give our clients the confidence to make Iconic Moves
15

au

坂本 伸一 様
KDDI株式会社
渉外・コミュニケーション統括本部
ブランド・コミュニケーション本部
ブランドマネジメント部長

Best Japan Brands 2025
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか?
「ひと言」で表現するとすれば、どんな言葉で表すことができるでしょうか。その「ひと言」の背景や意味合いなどもお聞かせください

『つなぐチカラ』を一段階進化させた1年かと思います。
当社は、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を掲げ、auブランドとしては、「ずっと、もっと、つなぐぞ。au」をスローガンに、全国でサービスエリアの整備・拡張やイベント対策等を行ってまいりました。これらの積み重ねにより、Opensignal社が発表した「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」*において、全18部門のうち13部門で1位(最多受賞)を獲得することができました。今後も通信品質の継続的な磨き上げやスマートフォンと衛星の直接通信、そして、安心・安全な通信を24時間365日守るためのAIを活用した障害検知システムの運用開始など、『つなぐチカラ』をさらに進化させる取り組みを行ってまいります。

*Opensignal アワード – 日本: モバイル・ネットワーク体感レポート(2024年10月)
2024年7月1日~2024年9月28日の期間に記録されたモバイル測定値の独自分析に基づく。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください

お客さまの日常生活をサポートするサービスへの期待がさらに大きくなってきていると思います。auは2019年にブランドスローガンを「おもしろいほうの未来へ。」と再定義し、「au PAY」や「auじぶん銀行」などの決済・金融サービスを融合したブランドへと進化してきました。2023年には、「貯蓄から投資へ」の政府方針や新NISA制度開始を受けた資産運用意識の高まりを背景に、通信とのセット利用により金融サービス利用時の特典を上乗せする「auマネ活プラン」を開始し、お客さまから大変ご好評をいただきました。現在はサービス内容をさらに強化した「auマネ活プラン+」を提供しています。今年度以降は、お客さまにとってリアルな生活接点である「ローソン」とのコラボレーションにより日常生活価値向上を推進していきますので、ご期待いただければと思います。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後 (これからの1-2年で)、貴社の事業やブランドにとってどのようなこと(変化)が起きると考えていますか?その変化による課題に対して、どのような準備が必要だとお考えでしょうか

今年開催される大阪・関西万博におきまして、当社は未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」のプラチナパートナーとして「Society 5.0が目指す未来の都市」をテーマに日立製作所と共同展示を行います。おそらく万博開催を機に動きが加速されるSociety5.0は「人間中心の社会」と言われています。そのための準備としては、まずKDDIフィロソフィに定められている「お客さま第一に考える」を徹底し、お客さまの声に真摯に耳を傾けること、が基本になると思います。そのうえで、お客さま一人ひとりが感じている課題意識や社会課題を、さまざまな企業やパートナーと共に、各社のアセットを組み合わせて解決していくための仕組みを準備していきたいと考えています。