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DENSO

谷澤 有華 様
株式会社デンソー
広報渉外部 部長

Best Japan Brands 2025
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか?
「ひと言」で表現するとすれば、どんな言葉で表すことができるでしょうか。その「ひと言」の背景や意味合いなどもお聞かせください

一言でいえば、「Back to the Origin」になります。弊社は2024年12月16日に創立75周年を迎えることができました。75年史を発行し、数多くのステークホルダの皆様に支えられここまで来られたことを、経営層・社員が振り返り共有しました。
この1-2年は新しい経営体制の元、弊社がこれまで大切にしてきたこと・これから大切にしていくことや、業界・社会で新たに果たす役割など、経営のビジョンを侃々諤々議論しました。モビリティやモビリティから広がるより大きな社会課題を解決するには、人の内発的な動機や幸せ、成長する組織づくりが、その大きな原動力になります。そのような企業活動の原点に立ち返り、企業カルチャーを磨きあげたいと考えています。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください

気候変動や資源不足、地政学リスク、価値観の多様化など、先行き不透明な時代の様相は深まるばかりと感じており、大きな社会課題にスピーディに向き合うことが求められています。
社員が、会社の向かう方向や一緒に働く仲間に共感し、自ら成し遂げたいという動機を持つこと、事業においては、志を共に動き出す仲間を増やしていくことが、これまで以上に必要です。
広報は、経営トップの考えを透明性高く社員やステークホルダに伝える、リアルな対話の場づくり・デジタル発信などコミュニケーションに力を入れてきました。また各事業の目的やそこで挑戦する社員にも光をあて社内外へ発信し、仲間づくりに貢献することにも取り組んで参りました。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後 (これからの1-2年で)、貴社の事業やブランドにとってどのようなこと(変化)が起きると考えていますか?その変化による課題に対して、どのような準備が必要だとお考えでしょうか

大きな社会課題を解決するために高い志で挑戦・成長し続けることは、そう簡単なことではないと感じる中、いつの時代も、人の心を動かすのは、未来が見通しにくい中で依って立つことのできる‘’世界観‘’への共感、だと考えます。目的に向かって挑戦していこうというモチベーションを社員に持ってもらうこと、自己成長につながる会社であることを社員に意識してもらうためにも、社員の心を一つに束ね、誇りを感じる‘ブランド’強化へ一層取り組んで参ります。