We give our clients the confidence to make Iconic Moves
53

Tokyo Electron

堂 和寛 様
東京エレクトロン株式会社
経営戦略本部 ディビジョンオフィサー
執行役員
ブランド推進室 室長
サステナビリティ委員長
リスクマネジメント委員長

Best Japan Brands 2025
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか?
「ひと言」で表現するとすれば、どんな言葉で表すことができるでしょうか。その「ひと言」の背景や意味合いなどもお聞かせください

2024年10月から当社の経営戦略本部にブランド推進室などコミュニケーションを担う部署を集める組織変更を行いました。これにより、今まで以上にブランドが経営・事業戦略を実現するための基盤となり、企業価値を高めることができる体制を整ったと感じています。 
この1-2年を振り返ると、生成AIが急速に進化すると共に様々な分野で活用が進みました。「ひと言」で表現すると「Technology Enabling Life」。これは、半導体の技術革新を追求することで、夢のある社会の発展を支えていくという当社の企業理念を表現したコーポレートメッセージですが、半導体が実現する豊かな未来、進化し続ける半導体、それを支える製造装置市場が新たな成長フェーズに入ったことを改めて感じられた一年であったと思います。 

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください

半導体が実現する豊かな未来、進化し続ける半導体、それを支える製造装置市場が新たな成長フェーズに入ったことを改めて感じられた一年でした。そのような中、半導体製造装置業界のリーディングカンパニーである当社にとって重要なことは、どんな状況になっても業界をリードする技術力を持ち続けることであり、当社では「企業の成長は人。社員は価値創出の源泉」という考えのもと、「やる気重視経営」に取り組んでいます。そこでのポイントは、自分の会社や仕事が産業や社会の発展に貢献しているという実感や会社の将来に対する夢と期待を持てること、また、チャレンジできる機会・成果に対する公正な評価とグローバルに競争力のある報酬・風通しの良い職場などであり、社員がその能力を最大限発揮できる環境や条件を提供しています。 

問3. Challenge – 未来への課題:

今後 (これからの1-2年で)、貴社の事業やブランドにとってどのようなこと(変化)が起きると考えていますか?その変化による課題に対して、どのような準備が必要だとお考えでしょうか

当社は事業環境の変化をいち早く捉え、その変化に素早く応えることにより、世界の市場に高い付加価値をもつ製品・サービスを提供してまいりましたが、これを実現する原動力は、業界のリーディングカンパニーとして育んだ豊かな技術力、確かな技術サービスに基づくお客さまからの信頼、そして環境変化に柔軟かつ迅速に対応できる社員と、そのチャレンジ精神です。これからも挑戦と進化をつづけ、当社だから出来る付加価値の高い世の中にない技術を創造し、夢のある社会の発展を支えていきたいと考えています。また、事業の成長をドライブし、当社が提供する価値への信頼を育む力、当社を選んでいただく裏付けとなるものがブランドだと思っています。経営戦略とブランド戦略を一体化し、当社を取り巻くステークホルダーの皆さまに信頼される会社であり続けられるよう努めてまいります。