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Mt.Rokko 神戸市

「六甲山」のここにしかない魅力を一体感をもって訴求することで、効果的なブランディングを実現。

六甲山は多種多様な事業者が関わっており、それぞれが独自の集客プロモーションを展開しているため、ブランドアセットを効果的に活用できていないことが課題でした。2018年度に関西国際空港や京都駅で実施したマーケティング調査では、欧米豪外国人の「神戸」に対する認知度は8割と高いのに対し、「六甲山」の認知度は1割と非常に低い結果でした。
そこで神戸市は、効果的な情報発信を一体感をもって行うことで、国内外からの観光誘客の促進を図るべく、六甲山のブランディングに着手しました。

日本の方に対しては、「六甲山」が神戸の新しい顔を持っているという期待を、海外の方には、誰もが知っている「神戸」につなげ訴求することで「六甲山」への認知を高め、興味を抱かせること。それがブランディングのゴールでした。
六甲山の魅力を高めることにより、神戸そのもののブランド価値もさらに向上させることを狙った戦略に基づき、「六甲山」が神戸の隠された魅力であるということを伝えるブランドプロミス(スローガン)“Kobe’s best kept secret ここにしかない、とっておきの神戸をあなたへ。”や、その世界観を表すブランドストーリーを策定。各エリアの訴求ポイント明文化したメッセージシステム等も開発しました。また、隠された魅力を体現するモザイク模様のグラフィックパターンや、モザイクをベースに六甲山の三文字を図案化したブランドロゴなどのブランドアセットを開発し、さまざまな接点において一貫したコミュニケーションを実現するブランディングの基盤を構築しました。

「市街地から山上までのアクセスが分かりにくい」という課題を解決するため、新たなブランドアセットを活用し、公共交通機関への誘導サイン制作など主要なタッチポイントも改善。ブランディングは、国内外からの観光客集客にも寄与しています。